中古マンションの選び方!重要ポイント10選。中古物件選びで最初にチェックする要点を解説

不動産知識
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マンションやアパート、一戸建ての購入などの不動産購入はほとんどの人にとって一生に一度あるか無いかの重要な決断です。
そんなマンション購入、一戸建で間違いを犯してしまったり後悔をする決断をしてしまうと、それが人生における失敗に繋がってしまうかもしれないと言って良いほど重要な決断です。

本記事では「中古マンションの選び方」に焦点を当てて物件選びで最初にチェックする重要な要点を10個のポイントに分けて解説します。
中古マンションの購入を検討するのであればまず初めに読んでいただきたいコンテンツです。

それでは見ていきましょう!

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中古マンション選びのポイント①10年後/20年後/30年後の家族構成

中古マンションの購入を検討する際、まずは物件に関するポイントではなくあなたとあなたの家族に関する重要なポイントを整理する必要があります。
それをズバリ言語化すると「10年後/20年後/30年後の家族構成」です。

マンションや戸建てなど不動産物件を購入するきっかけのほとんどが結婚や子どもの誕生など家族構成の変化ではないでしょうか。
こういった場合「今」や「5年後」の家族をイメージして物件選びを行ってしまいがちですが、それだと不十分です。

具体的には10年後/20年後/30年後の家族構成をイメージしましょう。

  • 10年後、お子さんは何人になっていますか?自分の部屋は必要ですか?
  • 20年後、お子さんはまだ一緒に住んでいますか?あるいは自立していますか?
  • 30年後、あなたのご両親は介護や同居などのサポートは必要ではないですか?

このように考えてみるだけで色んなパターンが見えてきます。
もちろん未来の事は未来にならなければ分かりません。
しかし事前にイメージして様々なパターンを想定し、それを物件選びに反映することができれば、未来にあなたが「マンション購入を失敗した」と感じる可能性はグンと低くなるはずです。

中古マンション選びのポイント②何のために物件を購入するの?

2つ目にチェックして欲しいポイントとしては「あなたが何のために物件を購入するのか?」という点です。「住むために決まってるじゃん!」と感じる方が多いでしょうが、現実、マンションの購入を検討し始めると様々な欲が出てくるのです。

  • この物件を購入すれば数年後に資産価値が上がる
  • 子どもが自立後に賃貸に出せば〇万円の家賃収入が見込める

など、マンション購入にあたってお金回りの期待をしてしまう人は実は多いんです。
将来の資産性の為にマンションを購入するのか、あるいは家族での住みやすさを重視してマンションを購入するのかなど、あなた自身の最も大事な答えを言語化してみて下さい。

実はこの段階で「それなら賃貸で良くない?」という結論に至る方も一定数おられます。
自己分析はマンション購入においてもとっても重要な要素ですよ。

中古マンション選びのポイント③予算は絶対に無理なく!

3つ目のポイントとして「予算は絶対に無理なく」設定しましょう。
昨今のマンション購入において、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。
特に30年~35年の長期ローンを利用する人の割合が増加しています。

そうなった時に「予算は絶対に無理なく」というポイントは死守すべき絶対条件です。今払える月額返済金額も、35年後に体力が無くなって働く能力も低くなったあなたにはとても重くのしかかります。

不動産会社や銀行のローン担当者は様々な数字のテクニックを使ってあなたに高額な予算設定を迫ってきます。
しかし、覚えておきたいのは「ローン審査が通ることとあなたが支払いを完了できることは同義ではない」という点です。

縁起の悪い話ですが、あなたや家族の病気、あるいは離婚、死別など現時点で想像もしえない環境の変化が起こる可能性は十分にあり得るのです。
不動産購入のマスト条件として、最悪のケースを想定するということは非常に重要です。

中古マンション選びのポイント④家族との条件共有

マンション購入を検討し始めるとワクワクのあまり早速内見に行きたくなってしまうのですがちょっと待って下さい。
まずは冷静に、家族と理想の物件の条件を話し合いましょう。

  • お庭が欲しい!
  • 日当たりの良さは絶対
  • 通勤を考えると駅から徒歩5分で

理想を言い始めると無数の条件が出てくると思いますが、まずはそれでOK。
その中でお互いが条件に優先順位をつけてみて下さい。

家族それぞれの理想なマンション、お部屋の優先順位が見えてきたらそれを元にディスカッションしましょう。
その際にこれまで紹介した3つのポイントも前提に入れておくとより話し合いが具体化するはずです。

このポイントをまとめずに物件探しや内見にでかけると、論点がズレてしまったり、話がまとまらずに家族の誰かが不満を抱えたまま物件選びが進んでしまうので注意を。

中古マンション選びのポイント⑤ピンと来ないは選ばない

中古マンション選びのポイントとして、非常に抽象的な言葉ですが「ピンと来ないは選ばない」という着眼点は非常に重要だったりします。
少しスピリチュアルな話になりますが、家選びにおいて住人と土地や物件の相性というものは必ず存在するものです。

数々の方の物件選びをサポートした筆者も「この物件、条件にはピッタリ合うんだけど、何か気分が乗らないんだよね…」という場面に多数立ち会ったことがあります。
これは事故物件であったり心霊的な要素を言っているのではなく、フィーリングのようなものがあるだと思われます。

条件を重要視しすぎるあまり、気分が乗らないのにマンションを購入してしまうということは避けるのが吉です。

中古マンション選びのポイント⑥内見は3回行くべし

中古マンション選びのポイントとして推奨したいのが「内見は3回行くべし」というポイントです。
不動産屋さんや、あるいは売主がまだ居住中という中古物件の場合は嫌がられるかもしれませんが、それでも3回は内見に行って欲しいです。

1回目は日中。日当たりや物件周辺の様子を確認しましょう。
2回目は日が落ちたあと。街の様子はどうなりましたか?また、ご近所には仕事や学校から家族が帰ってきてどういった雰囲気になりましたか?
そして3回目は1回目、2回目が平日であれば休日に、逆に休日に行ったのであれば平日に内見に行ってみましょう。

これから一生を過ごすかもしれない物件です。
「住んでみたら想像と違った」というリスクは可能な限り事前に排除しましょう。

中古マンション選びのポイント⑦管理・修繕計画・契約書などの隠れリスク

中古マンション選びのポイントとして、実際に物件の目途が立って来たら確認したいのが「管理・修繕計画・契約書などの隠れリスク」です。
このあたりや不動産屋さんや弁護士など、その道のプロの意見を参考にするのはもちろんですが、あなた自身がある程度勉強し知識をつけ、きちんと理解をすることが非常に重要になってきます。

ほとんどの場合、中古マンション購入の後悔やリスクは短期では潜んでいません。
長期の目線を持って自分自身が理論武装しあなたが購入する物件の状況を理解しましょう。

たまに「自分は知識がないから」「頭が悪いから」といって確認を人任せにする方がいますが、これは絶対に避けなければなりません。
新しい知識を付けるのは大変ですが、その過程があなたを守ってくれることは間違いありませんよ。

中古マンション選びのポイント⑧「不動産会社」も選ぶ

中古マンションの購入を検討する際、選ぶのは実は物件だけではありません。
「不動産会社」もしっかりと見極めて選ぶべきなのです。

不動産業界に身を置く私がこういうのもなんですが、不動産という業界はブラックボックスが前提の手数料ビジネスです。
加えて、例えば飲食店や美容室であればお客様のリピートという概念がありますが、不動産会社ではどうでしょう。

同一エリアの賃貸物件の引っ越しということであればリピートはありますが、中古マンションの購入なんて複数回する方はほとんどいません。
そんな人生で1回切りのお付き合いになるかもしれない物件選び。親身にならず自社の利益や営業マンのキックバックボーナスを第一に考える人が居ても不思議ではありませんよね?

対策としては不動産会社に最低でも3社訪問し、比較検討することをオススメします。

中古マンション選びのポイント⑨絶対に直ぐに決めない

中古マンション選びのポイントとして、「絶対に直ぐに決めない」ことも重要です。
中古マンションの検討では不動産会社や営業担当者に「他のお客様も現在検討中でして」や「実際に申し込みが入ってローン審査中でして」などと言った営業文句で決断や契約を急がせるケースが多数あります。

しかし、これまで解説して来たように物件の購入は重要なライフイベント。
あなたと家族のペースで決めましょう。営業マンのペースなんて無視して下さい。

あの服が欲しかったけど、数日迷ってたら全然欲しくなくなった、なんて経験は誰しもにあるものです。
内見当日の盛り上がりに乗せられて即購入を決断してしまうと大きな誤りに繋がるかもしれませんよ。

中古マンション選びのポイント⑩「買わない」も立派な選択肢

中古マンション選びのポイントとして最後にお伝えしたいのが「買わない」というのも立派な選択肢だという点です。
物件選びをし始めたら「いつまでに買う」などと期限を決めてしまう方もいますが、これはナンセンス。

いつまでに買う決断する物件がなかったら、一旦買うのを辞めるというのも立派な選択肢なのです。
中古マンション市場は日々変動しますので数か月時間を置くだけで全く違った環境になることもしばしば。

「買わない」も選択肢に入れる勇気を持って物件選びに臨みましょう。

まとめ

今回は古マンションの選び方の重要ポイント10選をご紹介しました。
本記事ではテクニカルな不動産ノウハウというよりは、購入に臨むマインド面を重視して要点をピックアップしました。

皆様が納得してより幸せになるきっかけを掴めるような物件に出会えることをBukken-Media編集部一同願っています。
皆様の物件選びに本メディアが少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
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日々日本全国の新築・中古マンションの情報を集めるBukken-Media編集部。
趣味は新築マンションの内覧。

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