賃貸契約・入居の際は必見!ぼったくり回避ポイント6選。あなたの初期費用高すぎない?

不動産知識
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理想な物件が見つかり、さぁお引越し!
そんな時はルンルン気分で心が浮かれてしまいがちですが、実際には引っ越し・賃貸契約において最も気を引き締めなければならない時期でもあります。
今回は賃貸契約・入居の際にありがちな不動産会社のぼったくりポイントを不動産のプロがご紹介します。

本記事を参考に、賃貸契約時のぼったくりを回避して適切な初期費用で入居しましょう!

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賃貸契約ぼったくりポイント①不動産会社に勧められた火災保険

賃貸契約時のぼったくり確認ポイントとして、不動産屋さんが勝手に選定した火災保険への加入は避けたいポイントです。
これは火災保険に加入しなくても良いという意味ではなく、自身でネットの一括見積サイトなどで保証内容と金額に納得できる火災保険に加入するべきだということです。

不動産会社や仲介会社が指定する火災保険は多くの場合、保険会社からのキックバックが目的で決められた割高な火災保険になっています。
こちらを契約してしまうと初期費用が高くなることはもちろんですが、月々のコストや更新時のコストも高騰する可能性があるため注意が必要です。

しかし最近では人気の物件において、契約書に「不動産会社(あるいは大家)が指定する火災保険に入居すること」などと言った文言が含まれているケースも多々あります。
こういった場合は契約書の文言削除を求めることもできますが、物件を貸すか貸さないかは最終的に大家さんにゆだねられるので回避できない場合もあります。
火災保険での損を取るか、物件の魅力を取るか、悩ましい判断になります。

賃貸契約ぼったくりポイント②謎のサービスオプション

賃貸契約時のぼったくり確認ポイントとして、初期費用に謎のサービスオプションが含まれていないかをチェックしましょう。
謎のサービスオプションってなに?
一般的によくあるのが以下のような項目です。

  • 24時間保障サービス
  • 安心オプション
  • 事務手数料

初期費用見積書を見るとサービスとして課金されているものが多々あるものの、その実態は分からないというケースは珍しくありません。
こちらも契約書内に加入必須など記載されているケースもありますが、不動産仲介者が単価を釣り上げる為に勝手にオプションを付けているというケースもあります。

不明なオプションがあった場合は仲介会社にしっかりと説明を求めること、そして加入が必須でないものは不要であれば削除していくことを心掛けましょう。

賃貸契約ぼったくりポイント③大家(貸主)負担のもの

チェックすべきポイントとして、賃貸ガイドラインで設定されている貸主(大家)が負担すべきものと借主(入居者であるあなた)が負担すべきものを把握しておく必要があります。
よくある争点としては以下になります。

  • 鍵交換費用
  • 消火器設置費用

このあたりは基本的に貸主である大家さんが負担すべき項目になってきますので、こういった明細で初期費用を請求されていた場合は要交渉すべきです。

賃貸契約ぼったくりポイント④仲介手数料

仲介手数料に関しても明確に定められていることをご存じでしょうか?
不動産屋が取って良いとされている仲介手数料は貸主(大家)と借主(入居者であるあなた)合わせて最大家賃の1か月分となっています。

つまり初期費用の見積もり費用で仲介手数料が一か月分以上設定されているという場合はその時点でアウトです。
そして仲介手数料が1か月で設定されている場合も交渉の余地はあります。
仲介手数料は最大で家賃1か月分。普通に考えたら家主側と入居者側で按分して0.5カ月分づつと考えるのが一般的です。
しっかりと不動産仲介会社に交渉していきましょう。

更にこの点においては不動産仲介会社を複数選択肢として持つことも重要となります。
同じ物件でも仲介手数料が異なるというケースは全く珍しくありませんので複数件の不動産屋さんを訪問して下さい。

仲介手数料無料という会社もこの時代では珍しくありませんよ。

賃貸契約ぼったくりポイント⑤清掃・消臭・消毒など

あなたが契約しようとしている物件の初期費用見積もり書に清掃・消臭・消毒などの項目があれば、それはぼったくりの可能性が高いかもしれません。
こういったサービスのほとんどは不動産仲介会社が着けたオプション。

実態のサービスはアルコールスプレーを撒くだけ、ひどい所だと何もしていないというケースもあります。
某不動産仲介会社で未使用の殺虫スプレーが爆発した事故もこの問題に関連していることが明らかになりましたよね。

あなた自身が清掃・消臭・消毒が必要と感じるのであれば、ご自身で見積もりを取って業者を手配しましょう。
一般的には退去後にも清掃は行われますので、ご自身で入居時に清掃するという対応でも十分な場合も多々あります。

賃貸契約ぼったくりポイント⑥家賃交渉

一般的な賃貸物件のぼったくりとは少しづれますが、家賃交渉の余地も前提条件として知っておくべきではないでしょうか。

「家賃は変えられない」と思っている方もいますが、家賃は交渉可能なものです。
特に空室期間が一定ある物件は家賃交渉が通り易いことは言うまでもありません。

「10万円であれば即契約します」という明確な基準で交渉を進めると交渉が上手くいく傾向があります。
重要なポイントとして家賃交渉は入居後でも可能だという点は忘れてはいけません。

正しい知識をつけた上での物件選びが重要

本記事では賃貸物件入居時のぼったくりを避ける重要ポイントをいくつかご紹介されていただきました。
重要なのは契約前、もっといえば物件探しの前に適切な知識を学んでおくということです。

たとえあなたにとって不合理な契約内容やぼったくりの見積もりでも、その契約書にサインをしてしまえばそれは正式な合意事項になってしまいます。
あなた自身を守れるのはあなた自身しないので、本記事を参考に照らし合わせてみて下さい。

あなたが素敵な賃貸物件と出会えることをBukken-Media編集部一同願っています。

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日々日本全国の新築・中古マンションの情報を集めるBukken-Media編集部。
趣味は新築マンションの内覧。

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